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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第37章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の参
京で奉公していた料亭でも常連のお客からもいつも賞められてばかりで、いつしか良い気になっていたんですね。京で働いていた店は、そこそこ名の通った料亭でした。お客はもしかしたら、私の腕ではなく店の名前の方を信用していたかもしれないってえいうのに、私一人が自分はもういっぱしの板前だと自惚れてたんです」
「そんな、済みません。私、そんなつもりで言ったんじゃ―」
 お彩は狼狽えた。涙が出そうになる。我ながら何という愚かなことを言ったのだろうと思った。
 が、安五郎の貌には憤りはなく、ただ、悪戯を止められた子どものような表情があるだけだ。
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