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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第37章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の参
―俺ア、短い間でも、お彩ちゃんと夫婦として暮らせて幸せだったよ。俺がこれまで生きてきた二十四年間の中で最高に幸せなときだった。
 あの笑顔がちらつき、伊勢次の最後の言葉が耳奥でこだまする。
―できない、伊勢次さんのことを思えば、あのひとのところに戻るなんて、できない―。
 お彩は脳裏をよぎった甘い考えを急いで追い払った。
 沈黙するお彩に、安五郎は、ぼんのくぼに手をやった。
「済みません。最後の最後まで、説教じみたことを言っちまいましたね。これじゃア、嫌われるのは仕方ねえな」
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