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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第38章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の四 
 その上で決断したことであれば、よくよくの覚悟であるはずだった。もう市兵衛が仮にこの場で何を言おうと脅そうと、お彩がその決意を翻すことはないだろう。
 それでも、市兵衛は言わずにはおれなかった。
「本当に、お前はそれで良いんだな?」
 念を押すように言うと、お彩は頷いた。
「はい」
 それがすべてであった。
 市兵衛はすべての感情を押し殺したような顔で頷き返し、踵を返した。
「明日の朝、店の方に迎えをやるとしよう」
 敢えて後ろは振り向かず、その言葉だけを残し静かに歩み去った。
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