この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第44章 第十六話 【睡蓮】 弐
「姉ちゃん」
 店の方で声がして、お彩は我に返った。
 慌てて引き返すと、二十歳ほどのお店者風の若い男が懐から銭入れを取り出している。あまり見かけない顔だ。男は勘定を済ませると、急ぎ足で店を出ていった。
「お彩ちゃん」
 また呼び声に顔を上げれば、奥の席から二人連れの片割れが呼んでいる。これは常連で、二人とも宮大工をしている。佐野助という四十半ばほどの棟梁の下で働く若い者であった。さしもの込み合っていた店内も徐々に波が引くように客が減り、今は半分ほどになっている。
「済みません、何でしょうか」
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ