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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第8章 第三話 【盈月~満ちてゆく月~】 其の弐 
 しかし、伊勢次の心に応えることは、お彩にはできない。一人の男を愛しながら、別の男を愛することはできなかった。
「とにかく熱が下がるまでは大人しくしてた方が良い」
 声と共に静かに表の腰高障子が閉まった。
 お彩は大きな息を吐き、再び布団に倒れ込んだ。予期せぬ伊勢次の告白と求愛に、お彩は予想外に疲れ果ててしまったようだ。先刻より更に疲労感と脱力感を憶え、お彩は固く眼を閉じた。
 自分の周囲の闇がいっそう濃さを増したような気がして、お彩は無意識の中に幾度も溜め息を零した。
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