この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第10章 第三話 【ほたる草】 其の弐
 陽太はお彩が落ち着きを取り戻すまで、ずっとそうやってただ抱きしめていた。
 その後、陽太は「花がすみ」の近くまで、お彩を送ってくれた。二人がその場を立ち去る時、偉兵衛はまだ地面に仰向けに寝っ転がっていた。
 立ち去り際、お彩は不安げな表情で偉兵衛を振り返った。
「たいしたことはねえよ。あんな野郎には、これくらいが丁度良い薬になるだろうよ」
 陽太は事もなげに言って、笑った。
 四つ辻まで来た時、陽太がふいに立ち止まった。
「ここまで来れば、大丈夫かな?」
 案じ顔の陽太にお彩は微笑んで見せた。
「ありがとうございます。陽太さんにはいつも助けて貰ってばかりね」
「いや」
 陽太の整った面輪に笑みがひろがる。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ