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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第2章 第一話-其の弐-
 だが、笑顔もどこか一抹の淋しさが漂うように見えるのは、お彩の気のせいなのだろうか。
 男がじっとお彩を見つめている。
 静かな時間が流れた。ただ降りしきる雨の音だけが響き、静寂を余計に際立たせた。
 お彩は男に見つめられていることに耐えられそうになかった。心ノ臓がトクトクと音を立てて口から今にも飛び出してしまうのではないかと思う。
 頬が染まるのが自分でも判り、余計に紅くなった。
―私ったら、一体何を考えているの? 
 お彩はうす紅くなったまま、うつむいた。
 その時、男の低い声が聞こえた。
「―似ている」
 ふと落とした呟きがお彩の心に小さな波紋を巻き起こす。
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