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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第16章 第七話 【雪花】 其の壱
―おとっつぁんもつくづく罪作りな男ねえ。 お彩は内心で溜め息をつくと、父の魅力的な笑顔を見た。
「ま、上がって茶でも呑んでいけよ」
 父がお茶を淹れようと立ち上がるのを、お彩は慌てて手で制した。
「良いのよ。仕事中だったんでしょ」
「いや、言うほど急いじゃいねえんだよ。下旬までに仕上げれば良いんだから」
 伊八は口早に言うと、なおも立ち上がろうとした。
「ゆっくりしていきたいのは山々なんだけど、『花がすみ』の旦那さんにも無理を言って出てきたし、少しでも早く帰らなきゃ」
「そうか」
 伊八の端整な顔にあからさまな落胆の色が浮かぶ。
「それじゃあ仕方ないな。かえって、無理を言って引き止めてもなあ」
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