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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第3章 第一話-其の参-
 その男の言葉に存在に、そのときのお彩はいかほど慰められただろう。
「ありがとうございます」
 お彩は心からの礼を言った。男がふわりと微笑む。明るい笑顔だ。
「少しは気が晴れたかな」
「はい。とても」
 お彩はしばらく思案の後、付け足した。
「気が楽になりました」
「そいつは良かった。どうもお前さんが浮かねえ顔ばかりしてるのを見るのは忍びなくて、つい要らねえお節介をしちまったが」
 男が笑いながら言った。
「それでは、私はこれで失礼するとしよう。菊の花が気に入ったのなら、もう少しゆっくり見て行くと良い」
男はいともあっさりと背を向けて立ち去ろうとした。
「待って」
 お彩は思わず男を呼び止めていた。
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