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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第25章 第十一話 【螢ヶ原】  其の壱
 そして、ここにも当然ながら、お彩は来ることのできる身ではない。それなのに、何故、来てしまったのだろう。お彩は疲れ切った様子でその場に立ち、ぼんやりとした視線を向けた。
 お彩が佇む少し前に明かりを映した腰高障子がある。まるで影絵のように明かりの中で動く影を見ている中(うち)に、お彩は、たまらなくなった。と、腰高障子の向こう側の相手も人の気配に気付いたようだ。
 いきなり戸がガラリと音を立てて開いた。
「お彩ちゃん―」
 伊勢次の丸っこい顔には驚愕の表情が浮かんだ。無理もない、伊勢次はお彩が京屋で幸せにやっているとばかり信じているはずだ。
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