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金木犀と悪魔な執事
第2章 知らなかった本当の自分
待って、もう頭がパンクしそう…!!
たぶん顔に出てしまっていたのだろう
怜は私の顔を見ると
他の執事に出ていくように指示し、
『月お嬢様、頭の中を整理して
落ち着きになられた方がいいので
私共は外へ出ます。
ですが、扉のすぐ隣に私が居ますので
何かあったらお呼びください』
ご夕食頃にはお声かけします
と、一言残して出ていった
「はぁ……」
ーーーバフっ
私はベッドに思い切り横たわった
ずっと我慢していたけど、
パニックとこれからの不安で
小さな声で泣き出した…