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金木犀と悪魔な執事
第7章 決断の時



「よろしくね、怜」


優しくもないし、

何でこんなヤツがいいの

って自分でも少し思った


でも、怜が私に仕えたい理由が知りたい

そして、あの悪魔な笑みや

私の体を愛撫するあの手を…

私は忘れる事が出来なかった


怜はニヤッ…と

あの悪魔な笑みを浮かべた


『よろしくお願いしますね…月お嬢様』


怜は真剣な顔に戻ると

掴んだままの月の手の甲に

再び誓うように唇を寄せた


ーーーチュッ…


怜が顔を上げて月と目が合った




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