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第7章 決断の時

『専属にさせたい執事の手を

お取りください、月お嬢様』


私は左からひとりひとりの顔を見た




堅苦しくなくて、マイペースで

人一倍独占欲がある優人




可愛くて、褒められると嬉しくて

とても私に優しい乃亜




根では私を心配してくれるが

悪魔な笑みで何度も私を翻弄した怜





ーーー誰を専属にするの？




でも、私の心はもう決まっていた


私はその人の元へゆっくり歩き出す


そしてその手を掴んだ…