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金木犀と悪魔な執事
第7章 決断の時



「…ねぇ、怜」


月は真面目な顔で怜を呼ぶ


怜は何を言われるのかと

少し緊張した



『…如何されましたか?』








「……お腹すいたぁ」


月はへにゃっ

と、脱力するようなポーズをしながら

間抜けな声でそう言った



真面目な話をされるのかと思っていた怜は

予想外の事を、しかも

間抜けな様子の主に言われたので

笑いが止まらず、

月をほんの少し怒らせてしまった




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