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金木犀と悪魔な執事
第7章 決断の時
昼食を終えた月は
エプロンを着て、キッチンにやって来た
怜は材料を全て揃えて待っていた
『早速料理に取り掛かりましょうか。
月お嬢様には今回、
鶏の赤ワイン煮を作っていただきます』
「……フランス料理?」
『左様でございます』
日本食もままならないのに
フランス料理なんか私に出来るのか!?
……焦ってもしょうがない、落ち着こう
月は大きく深呼吸を数回する
「よし、やろう!!」
『その息です!まずはレシピを見て
月お嬢様ひとりで作ってみてください』