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金木犀と悪魔な執事
第3章 お嬢様修行と悪魔の笑み



必死になって道順を覚えようとしてたら


『クスッ…

私はしばらく月お嬢様のお側に

ずっと居ますので安心してください』


「へっ!?なんで分かったの!?

てか笑ったの!?」



ーーートンッ


怜は手袋をはめているその手の

綺麗で細長い人差し指で

私の眉間を触った


『ここにしわが出来てますよお嬢様』


男の人にあまり耐性がない私は

ほんの少し触れられただけなのに

また顔を赤くしてしまった


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