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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?



……何か怜にいい事でもあったのかな?


そう疑問に思いながらも

ありがとう

と、月は照れながら返した


その後も屋敷や車の中で会話をする時、

怜の表情が昨日までより

柔らかく見えるし、

あまり言わない冗談とかも

交えながら話してきた


「…怜、何かいいことあったの?」


月は気になってしかたなく、

学園への移動中の揺れる車内で

斜め前に座る怜に問いかけた


『いいことですか?

………特には無いですが、

如何致しましたか?』


「いや、別に何でもないよ」





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