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金木犀と悪魔な執事
第8章 気づいた自分の気持ち?
「ん?なんて言ったの?」
『何でも御座いませんよ、お嬢様』
「教えてくれたって良いじゃんケチー」
月はぶーぶーと文句を言いながらも
怜といろんな談笑している間に
その頃には涙が止まっていた
「ごめん怜、ちょっと寝ててもいい?」
『構いません。お屋敷に着きましたら
起こして差し上げます』
月は程なくして寝てしまった
車内の揺れ具合が心地よく、
すーすーと寝息を立てて寝る月
怜はどこからか持ってきた
タオルケットの様なものを月にかけて、
屋敷に着くまで
隣でずっと月の寝顔を見ていた