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第9章 料理対決開催！！

金木犀の前に着いた月は

前と同じようにしゃがみ、

金木犀をじーっと眺める




ーー怜……



月の頭の中はもう、

怜の事でいっぱいだった



怜は何で私に優しいんだろう？


私の執事だから？



じゃあ怜は何で私に仕えたいんだろう？


理由を聞いたとき怜は、

少し苦しそうな顔をしてた


きっと私には話しにくいんだろうな…


でもいつか話せるときが来たら

話すって言ってくれたから、

私は黙って待つしかないよね