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金木犀と悪魔な執事
第9章 料理対決開催!!
それに驚いた怜は手の動きを止める
「何があったか分からないけど、
私は…怜なら全部受け止めるからね」
月はギュッとまた強く抱きしめた後
怜の顔を自分の方に向けると、
目を瞑って自分から唇を重ねる
ーーーチュッ…
目を開くとそこには
ピタッと動きが止まってしまった怜
心配になって月はしばらく
怜をのぞき込むように見つめる
すると怜の頬を涙が伝う
「ーー!!……怜?」
怜が泣き出して月はおろおろと慌てる
ーーあの怜が、私の前で泣いてる…?