この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
金木犀と悪魔な執事
第9章 料理対決開催!!
少し驚きながらも、
月は怜の大きい背中をゆっくり擦る
すると怜は静かに涙を拭いて
月に、大丈夫です
と言うと、体の距離を少し離す
『……私は執事失格です』
「何でそう思ったのか分からないけど、
怜はそんな事ないよ」
月はお世辞で言うでもなく、
心の底からそう思った
いつも身の回りの世話をしてくれて、
私が困った時に助けてくれて、
言わなくても伝わっちゃう時もある
「怜は、私にとって大事で、
大切な執事なんだよ!!」
力強く月は言い切る
すると怜は小さくクスッ…って笑って
私の顔を見る