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金木犀と悪魔な執事
第5章 〜乃亜〜



照れてる乃亜可愛いな…ふふっ

親しみやすいし、

一緒にいて居心地がいい


一通り庭を散歩し、

屋根のあるお洒落なデッキに着いた


植物のツルが柱に絡まって、

ガーデニングチェアとテーブルに

とても雰囲気が合っていた


『月お嬢様、おやつに致しましょう!

ここのチェアに座って、

少々お待ちください!!』


乃亜はそう言うと

屋敷の方へ去っていった


それにしても本当にここの庭は綺麗

でも、私の好きな花が見当たらないな…


そんな事を思いながら下を向いていた


ふと自分の足元に影が伸びてきた


「あ、お帰り乃亜…って、怜!?」





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