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金木犀と悪魔な執事
第5章 〜乃亜〜
『ここのお庭の手入れは、
怜が担当して行っているんですよ』
この草花の手入れを怜が...
「へぇ…そうなんだ!!
乃亜も何か担当があるの?」
『僕は月お嬢様が毎日お口にする
食事の献立や調理を担当しております』
え、昨日の夕食も乃亜が?
すごく美味しかったよ!
と月が伝えると、
まるで尻尾を振ってる犬のように
満面の笑みで乃亜は喜んだ
「って、乃亜、
そういうお仕事って庭師とか、
コックがやるんじゃないの?」
ふと疑問に思って聞いた
『月お嬢様のお屋敷では、
執事の中でも優秀な執事しか居ません。
なので、庭師やコックを雇わなくとも
お嬢様の生活に支障が出ないのです』
僕が優秀と言うのはアレですが...
と、少し照れながら説明をしてくれた
乃亜の声は、可愛い顔と合っていて
少し高めである