この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
金木犀と悪魔な執事
第6章 〜優人〜
他のお嬢様方からしたら
口が悪い最低な執事かもしれない
でも月としては、
対等に話せるような感じがして
ほんの少しだけど、
心の距離が近く感じた
「うん、分かった。月って呼んで」
頷きながらそう答えた月
その返事に対し優人は、
ほんの少しだけ目を見開いた
『……月は俺に注意しないのか?
…執事らしくしろって』
「そんな事言わないよ。
だってそれが優人なんでしょ?
…って、あんまり関わった事ない私が
こんな事言うのも変だけど」
月はあははって笑いながら
ベッドから出ようとした瞬間ーー