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金木犀と悪魔な執事
第6章 〜優人〜



『今は話しません。でも、

月お嬢様が私を専属に迎えて下さるのなら

その時に…お話致します』


怜は月の耳元に口を寄せる…


『私をお選びください、月お嬢様』


そう言うと怜はゆっくり月から離れ

鉢植えをベランダに置きますね

と、言うと部屋の中へ入っていき

一瞬で戻ってきた



いや、私がぼーっとしてて

一瞬に感じただけ



月に一礼すると怜は

屋敷の何処かへ消えていった


そのまましばらく月は、

廊下にしゃがんだまま止まってしまった



頭の中は怜からの言葉が

残響していた…




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