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金木犀と悪魔な執事
第6章 〜優人〜



優人はやっと口を開き

月の耳元でゆっくりと話し始めた


『…月、お昼頃から

俺に隠してる事ない?』


「ーーーっ!」


もしかして…



『俺ね、鼻が利くんだよね』



優人の腕は

私の体を捕まえて離さない


『俺が昼食を持ってきた時、

部屋から月じゃない匂いがしたんだ』



匂い…?



『ベランダに無かったはずの鉢植え』



ーー!!



やっぱり怜の事!!




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