この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第4章 Episode of AKIRA

 しばらくは、来る者拒まず去る者追わずのスタンスを繰り返していた。
 そんな晃にも、好きな子がまったくいなかったわけではなかった。
 顔や仕草に惹かれる子はいた。
 そんな子には積極的に声をかけたし、気持ちが自分に向くように仕向けたりもした。
 けれども何かが違うのだ。恋愛感情とはどこかが違う。本気で追いかけているつもりでも、あっさり手に入ればなぜか興味は薄れてしまった。
 急速に冷めていく自分の心に、一番戸惑いや焦燥を感じていたのは晃自身だった。
 物欲や好奇心から来る興味と恋愛感情の違いが、わからないのだ。誰に対しても夢中になりきれず、恋愛ごっこを続けていた。
 もちろん最初から弄んで捨てるつもりがあったわけではないが、長続きしたためしはない。
 例え気持ちが冷めてもそれなりの彼氏を演じ続けていたつもりだが、側にいればそこに愛情がないことは、すぐにバレてしまうものなのかもしれない。別れを切り出すのはいつだって彼女からだ。
 そんな付き合いを繰り返し、気付けば人数ばかりが増えていった。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ