この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!

 中は灯りがついていないため、昼間なのに薄暗かった。外と同様手入れがほとんどされていないせいか、どことなく埃っぽい。踏む場所によって床がきしみ、みしみしと音を立てる。
 その音はやけに大きく響く気がした。
 けれど校舎内の構造は普段使っている校舎とほぼ同じだった。
 大山は宵を見かけた教室に一番近い階段を探り、なるべく音を立てないよう意識しながら、そこを上り始める。
 見かけた階は三階。万が一鉢合わせしても捕まえられるよう、ポケットにしまっておいた手錠を握りしめ、慎重に階段を上っていく。
 二階と三階の間の踊り場で一度足を止めた。人が歩いているような気配はない。
 さらにゆっくり、慎重に、大山は古びて塗装の剥がれ落ちた階段を上がった。
 教室にはどこも、プレートがない。クラスとして使われていた場所なのか特別教室として使われていた教室なのかは今となってはわからないが、ただ空き教室がずらりと並んでいるだけの光景は、なんだか違和感があった。
 大山は、外から見た教室が端から何番目の場所かを思い出し、宵を見かけたのがどの教室なのかを探った。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ