この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!

 けれども遅かった。次の瞬間、腹に鈍い痛みが走る。

「う……」

 はっとした時にはすでに、メイドの拳がみぞおちにめり込んでいた。

「……った!」

 腹を抱えてしゃがみこんでしまった大山の手から、手錠が奪われる。
 同時に首にかけてあった名札も奪われ、大山は焦った。

「俺の……っ」

 名札を奪われてしまえば、その時点で失格だ。このゲームに参加できなくなる。
 つまり、温泉旅行が永久に手に入らなくなるということ。
 とっさに大山は名札を奪い返そうと腕を伸ばすが、ビニール紐を掠めただけ。腹が疼いて再びうずくまってしまった。
 メイドは名札を開き、中に挟んであった名前の書かれた紙を破り捨ててしまう。
 ケースだけになったそれを大山の前に放り、大山を見下ろしながら、メイドは言った。

「よっしゃ。一人目」
「やっぱり宵じゃないか……っ」
「あったりめーじゃん。……むしろ誰だと思ったんだよ」

 返ってくるのはいつもの、表情に乏しい呆れたような声だ。
 大山は思う。誰だかわからなかったからこそ戸惑ったのだ。

「だっておまえ……胸……」
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ