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快楽漬けにされた私
第4章 思い出しながら……※
本棚には、スマホを購入したときに入っていた箱が置きっぱなしになっている。箱を開けると、プラスチックのケースの中にイヤホンが入っている。ケースからイヤホンを取り出し、スマホに取りつける。

「カズ、聞こえる?」

『聞こえるよ!じゃあベッドに横になって』

真麻はカズに言われた通り横になる。横になると、先ほどのように胸が高鳴ってくる。カズは今から何をするのだろうと期待が高まる。

「横になったよ」

『じゃあ真麻、まず目をつぶって』

真麻は目をつぶる。

「つぶったよ」

『スマホ持ってるなら置いて、さっきみたいに両手で乳首触ってみてよ』

「えぇ……恥ずかしいな……」

真麻は照れ隠しに笑いながらも、カズの言う通りに両手を乳首に持ってくる。

『真麻、いまどんな風に触ってるの?』

「どんな風って……うーん……」

真麻は指と乳首に神経を集中させる。

「指の先で乳首を回してる……かな」

意識を集中させたせいで、乳首が敏感になる。先端が熱く、さらなる刺激を欲しているのがわかる。

『そうなんだ。今どんな気持ち?』

「えぇっ……気持ちいい、かな」

恥ずかしさのあまりに言葉を濁す。

『真麻、どこが気持ちいの?』

「今触ってるとこ」

『乳首?』

「うん」

『ほかにどこが気持ちいい?触りたいとこない?』

「触りたいところ……」

乳首の感度が上がると同時に、下半身の感度もどんどん上がっている。先ほども触った豆粒をさわりたくてたまらない。

「ある、かな……」

『どこ?言ってごらんよ』

「下のほう……」

『下って?』

真麻はイヤホンをしているせいか、カズの言葉に包まれるような感覚を持つ。まるでカズと二人だけで暗闇の世界で会話をしている気分だ。カズの言葉は真麻の脳内を侵食し、気持ちをどんどん高める。
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