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快楽漬けにされた私
第4章 思い出しながら……※
「何て言ったらいいのかな。性器、が触りたい」

真麻は少し戸惑いながら答える。

『おまんこ?』

カズは笑った。

「うん」

『真麻もおまんこって言ってごらんよ。おまんこ触りたいって』

「おまんこ、触りたい」

『よく言えました!』

真麻はおまんこと言う言葉は知っていたが、口にしたことはなかった。直接的で下品で、これからの人生も口にすることがないと思っていた言葉だった。実際口に出してみると、耳慣れない不思議な響きで、官能的な意味だと思うと口に出した自分が恥ずかしくなる。しかし恥ずかしいと思えば思うほど、身体はどんどん熱くなっていく。秘部がうずき、触りたい気持ちが膨らんでいく。

「ねぇ、カズ、触りたい」

『おまんこを?』

「おまんこを!」

真麻の呼吸は早くなっており、心臓の音が外まで聞こえてしまうのではないかと思うほど鼓動は大きくなっていた。早く触りたい。気持ちよくなりたい。そのことしか頭になかった。

『触っていいよ。どこを触るの?』

「あぁっ!でっぱっているとこ!気持ちのいいところ!」

カズの声も遠くで聞こえるようだった。真麻の頭の中には登りつめることしか考えることができなくなっていた。

『クリトリス?』

「うん、クリト……あぁっ!」

真麻は秘部の豆に触った瞬間、絶頂を迎えた。カズと今日何度も絶頂を迎え、それを思い出しながらほんの少し前にもそれを迎えたばかりなのに、真麻の頭の中は光でいっぱいになる。痙攣する身体に合わせてくっくっと息が漏れる。

『……真麻、イっちゃった?』

「……うん」

乱れた呼吸のまま、真麻は答える。

『真麻のイくとこ想像したよ。真麻、また会いたい』

「私もカズに会いたい」

カズの「会いたい」という言葉は真麻の心に温かい余韻を残した。カズとの電話が終わった後も、ずっとその言葉が真麻の中に響き渡っていた。
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