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あいの向こう側
第2章 肉食女子
「ああん、すごいぃっ、気持ちいい〜」


淫靡な音とともに、
沙映の身体を快感が突き抜ける。


男のそれは短く太い。
沙映の入り口を埋めつくし、
既に快感でマヒしている。

「ああん!
あんっ、あん〜〜!」


男は小刻みに突き上げてきた。

「あっあっあっあっあっ、ああー!イクぅ……」

痙攣して身体が跳ねる。

陸地に打ち上げられた魚のように。



男は満足げな表情を浮かべた。
今度は沙映が食らう番だ。

胡座をかいた男にひれ伏すように正座して頭を下げて肉に食らいつく。

「んっ……」
男は快感から沙映の頭を撫でた。


唾液をたっぷり垂らし、
袋を吸い筋を撫でこれでもかと男の肉を弄ぶ。



じゅうぶんに熟すと、
沙映は座位のまま腰を埋めて挿入した。


男が沙映の腰を掴み、
沙映は浮かした腰を上下に振る。


「………ああ、
もうダメだ………」

男のそれが膨張して破裂した。


液体をナカに浴びる。

沙映の膣内は悦びの悲鳴を上げるように震えていた。


男は沙映の身体を優しく抱き締め、
後戯しながら「………また会えないかな」と呟く。


沙映は「……機会があればね」と牽制した。


男は苦笑し「そりゃそうだね」と了承した………



二度三度性を交わすと、
予想外に情が出てきてしまう。

情じゃなくても相手のプライベートに関心が湧く。


沙映は面倒臭さはsexの邪魔になり集中もできなくなると困ると考え、
リングを入れピルを服用して万全の身体でsexのみを求めている。


――sex以外は一切の排除をし、
ベッドの上ではsexだけ。

沙映はそのために生活をしていた。
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