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あいの向こう側
第24章 同じ顔
____まただ。
悠木みさき【ゆうき・みさき】は視線を感じて振り返った。
最近やたら視線を感じる。
『みぃ、どうしたの?』
友達の明日菜【あすな】が首を傾げた。
『よく振り返ってるよね?この頃』
『うーん……………。
何か視線を感じるの』
風が吹いて、みさきのストレートの艶髪を揺らした。
『えっ、ストーカー的な?』
鈴【りん】も口を挟む。
鈴の発言も無理からぬことで、
みさきはキャンパス1を誇る美女なのだ。
160センチのスラリとした体。
透き通るような白い肌。
大きな瞳は希望が詰まっているかのように輝いている。
歩けば男子がみさきを見る。
しかし、、、声は掛からない。
掛かかるのはサークルの活動・飲み会という大義名分あっての場合のみ。
所謂『高嶺の花』だった。
『うーん?
そんなのじゃないと思うんだけど……』
みさきは答える。
『ストーカーが居てもわたしたちが包囲してるからさ♪』
『そうそう。
みさきは守られてるの』
明日菜と鈴が言葉の端々に滲ませる、
みさきへの羨望。
みさきを守っているつもりで、
みさきより上に立つつもりなのだ。
『気にしないでおくね。
2人ともありがとう』___上辺の言葉を返す。
悠木みさき【ゆうき・みさき】は視線を感じて振り返った。
最近やたら視線を感じる。
『みぃ、どうしたの?』
友達の明日菜【あすな】が首を傾げた。
『よく振り返ってるよね?この頃』
『うーん……………。
何か視線を感じるの』
風が吹いて、みさきのストレートの艶髪を揺らした。
『えっ、ストーカー的な?』
鈴【りん】も口を挟む。
鈴の発言も無理からぬことで、
みさきはキャンパス1を誇る美女なのだ。
160センチのスラリとした体。
透き通るような白い肌。
大きな瞳は希望が詰まっているかのように輝いている。
歩けば男子がみさきを見る。
しかし、、、声は掛からない。
掛かかるのはサークルの活動・飲み会という大義名分あっての場合のみ。
所謂『高嶺の花』だった。
『うーん?
そんなのじゃないと思うんだけど……』
みさきは答える。
『ストーカーが居てもわたしたちが包囲してるからさ♪』
『そうそう。
みさきは守られてるの』
明日菜と鈴が言葉の端々に滲ませる、
みさきへの羨望。
みさきを守っているつもりで、
みさきより上に立つつもりなのだ。
『気にしないでおくね。
2人ともありがとう』___上辺の言葉を返す。