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桜舞うあの日のままで
第9章 最後の夜、想い出の夜
 風香の突然の行動に、すっかり戸惑っている様子の悠をきつく抱きしめたまま、風香がたたみかけるように続ける。

「お願い……! 今すぐエッチして! 明日の朝、悠が出発しちゃったら、もう夏まで会えなくなるんだよ……」

 既に股間を反応させ始めている悠が、拒むはずはなかった。

 優しく抱きしめ返し、悠が言う。

「じゃあ、頼む。俺も、もう我慢できない」

 二人は逸る気持ちを抑えつつ、服を全て脱いでいった。




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