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桜舞うあの日のままで
第4章 悠の部屋にて……
 高まり続ける二人のもとへ、クライマックスの波が押し寄せてくる予兆が現れたのは、必然だった。

 風香が未知なる感覚に、僅かに恐怖すら感じながら言う。

「悠……あぁん……すごい! 何だか……あんっ! 何か……来るみたい!」

 いまだ経験したことのないクライマックスの予感に、快感と恐怖と好奇心の入り混じった不思議な感情を抱く風香。

 たくましいシンボルを全力で、幼なじみの蜜壷へと打ち込み続けている悠は、高まり続ける性感に目もくらむほどで、風香に言葉をかける余裕がなかった。

 いつしか悠は前傾姿勢になっており、その腰の動きを最大限まで速めている。

 若い二人が行うダイナミックな交合は、激しい音や飛沫を立てながら最高潮に達していた。

 そして次の瞬間―――。




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