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桜舞うあの日のままで
第6章 慰めと励まし
 風香より先にベッドに足を踏み入れた悠が、仰向けに寝そべりながら言う。

「今日は騎乗位でやってみない?」

「騎乗位って……私が上になるんだよね?」

「そう、それ。風香が嫌じゃなければ、よろしく」

 そう言う悠のシンボルは、風香の裸を見て早くもしっかりと立ち上がっている。

 風香はそっと、そのシンボルへ手を伸ばした。

 初めて交わる直前は、シンボルに対して恐怖心すら抱いていた風香だったが、悠に想いを寄せるようになった今では、恐れはとっくに消えている。

 むしろ、愛しくて愛しくて仕方ない気持ちに駆られ、風香はシンボルを指でこすり始めた。

 悠は、時折目を瞑りながら、気持ち良さそうな声をあげている。




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