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どうか、私を愛してください。
第8章 誠一の嘘。
「はっ…!」



目を開けるともう外は暗くなっていてお客もいなくなっていた。
気持ちが良すぎてこんなにも寝てしまうなんて…自分でも驚いた。
外というのもあって少し寒かった。



「あのこれよかったら…」



「え?」



このとき美緒が入れてくれたカフェオレが俺は今でも世界で一番おいしいと思う。



「これ…」



「あ、寒いと思ったので勝手にかけてしまいました。すいません。」



美緒のパーカーなのだろう。
俺の肩幅には小さすぎて肩は冷えていたんだけど
その優しさで心から温かくなった。



「ありがとう、あとこのカフェオレもすごく美味しいよ。」



そういうと美緒が頬を赤くして照れ笑いしている姿が可愛くて
美緒が俺のことを意識していることを知った。
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