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どうか、私を愛してください。
第26章 大きな賭け
遥人の実家に足を踏み入れたら
思い出がよみがえってもっと悲しい気持ちになるかと思ったけど
意外にも平気だ。
悲しい気持ちになるというよりすべての記憶が愛おしい。
「誠二、荷物これだけなの?」
手が中々動かなくなってきた誠二の手伝いをしようと思ったけど
私の手伝いなんかいらなかったみたいだ。
だって段ボール2個分だけ。
その2個もほとんどがスケッチブック。
美緒さんとまだ会ったことがない子供の成長を描いたスケッチブック。
「俺にとって必要なものはほとんどないから。」
美緒さんとの深い話は聞いたことはない。
だけど、たった5日間で、しかもお兄さんの奥さんを――
大事に思える誠二が…美緒さんが羨ましい。
「円花、これ――」
誠二から渡されたのは震えた線がたくさんあるけど
笑顔の私がそこには描かれていた。
私、誠二の前でもちゃんとこんな風に笑えていたんだ。
「本当、ありがとう。円花に甘えてはいけないと思いつつ、居心地がよくて……円花がいたから、ずっと一人だった俺にとって楽しい時間が過ごせた。円花……?」
誠二のバカ。
こんな素敵な絵をもらったら泣いちゃうよ。
泣いちゃうし、今すぐ誠二を抱きしめてあげたい。
思い出がよみがえってもっと悲しい気持ちになるかと思ったけど
意外にも平気だ。
悲しい気持ちになるというよりすべての記憶が愛おしい。
「誠二、荷物これだけなの?」
手が中々動かなくなってきた誠二の手伝いをしようと思ったけど
私の手伝いなんかいらなかったみたいだ。
だって段ボール2個分だけ。
その2個もほとんどがスケッチブック。
美緒さんとまだ会ったことがない子供の成長を描いたスケッチブック。
「俺にとって必要なものはほとんどないから。」
美緒さんとの深い話は聞いたことはない。
だけど、たった5日間で、しかもお兄さんの奥さんを――
大事に思える誠二が…美緒さんが羨ましい。
「円花、これ――」
誠二から渡されたのは震えた線がたくさんあるけど
笑顔の私がそこには描かれていた。
私、誠二の前でもちゃんとこんな風に笑えていたんだ。
「本当、ありがとう。円花に甘えてはいけないと思いつつ、居心地がよくて……円花がいたから、ずっと一人だった俺にとって楽しい時間が過ごせた。円花……?」
誠二のバカ。
こんな素敵な絵をもらったら泣いちゃうよ。
泣いちゃうし、今すぐ誠二を抱きしめてあげたい。

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