この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
どうか、私を愛してください。
第26章 大きな賭け
ずっと蓋をしてきたのに
誠二への気持ちに気付いちゃうじゃん。


誠二のことは好き。
人としても大好き。
だけどそれが情がないかと言われればわからない。
遥人とはまた違う感情なのは確かで――
とにかく誠二を…美緒さんを…子供を幸せにしてあげたい。


「誠二、明日私送っていくよ。素敵な絵ありがとう。」


私がスケッチブックを見た時は
美緒さんと子供の絵しかなかった。
だから、誠二の心のどこかに私がいてくれただけで
今の私にはもう十分だから――。



私の誠二への気持ちは封印することに決めんたんだ。


「誠二、着いたよ。」


「ん……」



誠二は日に日にたくさん眠るようになって
この日も車の中で寝てしまっていた。
そのほうが好都合だったんだけど。



「円花、ここ……施設じゃないよね?」



「うん……ここは私と遥人が初めて会った場所。」



そう、ここは空港だ。
誠二には施設に連れて行くといって
眠るのを見計らって空港へ連れてきた。



遥人と私が出会ったのはきっと意味がある。
だからこそ、今日は誠二をここに連れてきたかった。



「誠二……美緒さんのこと好き?愛している?」



「円花…どうして?」



「会いに行こう、美緒さんと子供に。」



「いや、会えない。こんな姿ならなおさら…」


「何で…?これが最後だよ?美緒さんにも子供にも会える最後のチャンスだよ?美緒さんのこともう好きじゃないの?」


「愛しているよ…だから…余計に会えない、いや、会いたくないんだ。美緒の幸せを壊したくないし、俺がこんな身体だった知ったら余計にっ……」



「でもこのままのほうが残酷だよ。」


「え?」


「美緒さんも誠二のこと今でも好きだと思う、誠二のように…だからこそ、諦めてもらったほうがいいんじゃない?」


「諦める?どうやって……」


「私を婚約者として美緒さんに紹介してーー」



馬鹿げた賭けなのはわかってる
だけど、こうでもしないと
誠二は動かない。


でも動いてしまえば……
美緒さんと会ったら、もう止まらないと思う。
誠二の美緒さんへの愛は溢れているから。


「……美緒ッ」



誠二が美緒さんの名前を呼ぶとき
どんな顔しているか知ってる??
今にも泣き出しそうな
見ているこっちも辛くなるような顔で
名前を呼んでいるんだよ
/514ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ