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どうか、私を愛してください。
第31章 包まれた愛
車いすにおいてある薬指に指をからませて
指切りげんまんをした。



結婚式当日
永一君と誠一さんが美緒さんと楽しそうに話をしている姿を
私は遠くから眺めていた。
以前は3人が微笑みあっている姿は見たことがなかった。
だけど今は、楽しそうに笑っている。

「本当にいいのかな、なんて思ってる?誠二」


「・・・」


「永一君も誠一さんも、誠二と美緒さんの決断のおかげで、笑顔になれているの。そりゃ、2人は今までも、今も悩んでいるかもしれない。でもその悩みは、今日みたいにみんなで分かち合っていこう…そのメンバーに私も入れてね!」


「うん、もちろんだよ」


「誠二、行こうか。美緒さんが家に戻ってる」


美緒さんが、その場から離れ、
誠一さんがこちらにやってきた。


「美緒は家に今戻ってる」


「ウェディングドレス姿、絶対綺麗だろうな」



「今日は、本当に色々とありがとう、円花さん。結局仕事が忙しくて、何も手伝いができずに申し訳ない」


「準備なんてほとんどなかったし、私も楽しかったんだ。ウェディングドレスってこんなにも種類があるんだって。私もまた着たくなっちゃった」


「似合うだろうな、円花さんも」


「え?」


「あ、いや……」


夕日で一瞬眩しかったけど
その夕日に負けないぐらい、誠一さんの顔も赤くなっていた。


「私、もう一回着ようかな、ウェディングドレス」


「え?」


「2人で愛を誓うのも素敵だし、こうやって、大好きな人達に祝福される結婚式って、やっぱりいいですよね。あ、美緒さんが来た」


沈みかけている夕日をバッグに
ウェディングドレスの美緒さんと
車いすの誠二
反射して2人の表情は見えないけど
シルエットがあまりにも綺麗で
携帯で写真を撮った。



「ピッタリですね、ドレス。」



「円花さん……」


「どうして、みんな……っ」


そういって、美緒さんの大きな瞳からポロポロと涙が溢れ出ていた。
言葉にできない感情が止まらないのだろう。


「俺は美緒と罪をかぶるために生きることにした。」



「誠二さん……」



「傷つけた人たちの傷を……生きて癒してあげたいって思う。」



「だけど……」


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