この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷たい月を抱く蝶
第3章 偽りの家族の肖像

「素晴らしいよ、瞳子……!」

「お前の奏でた旋律は綺麗な音色だった。きっと日頃の練習のおかげだろう。私は久しぶりに感動したよ」

「まあ、お義父様ったら……!」

「でも聴いてくれてありがとう…――。お義父様はいつもお忙しいから、私のピアノを聴いてくれるか、少しだけ不安だったの……」

「お義父様が少しでもリラックスしてくれたら、私はそれだけで嬉しいわ」

「瞳子。お前は本当におもいやりのある子だ。私はそんな優しい子に育ってくれて嬉しいよ」

「ほ、本当に……?」

「ああ、私の可愛い瞳子。お前は自慢の娘だ。血は繋がってはいないがお前は私のたった一人の家族だ。これからも私の傍にいてくれ――」

「お、お義父様……!」

 私はその言葉に急に嬉しくなると、椅子から立ち上がって父のもとに駆け寄って抱きついた。

/51ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ