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冷たい月を抱く蝶
第4章 悲しみの記憶と……

大人は誰も助けてくれなかった。私を見ながら素通りした。そして汚いものを見るかのような目で、私を見ながら蔑んだ。


私は子供ながらに心がちぎれてしまいそうだった。
どうして私がこんな目にって、いつもいつも心の中で叫んでいた。そんな私の苦しみなんて、大人は誰もわかってくれなかった。そして私を見ながらこう言うの「可哀想に――。」

そう言って私の目の前を素通りする。だったら一層、心なんてなくなってしまえばいいって思った。
心がないほうが何も感じないもの。

 孤独も悲しみ辛さも痛みも、毎日飢えに苦しむことも感じなくていいわ。でも、いくら願っても心が痛くなるだけで、私から心から消えることはなかった。




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