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変心
第2章 開放
専業主婦としての1日は暇なようで忙しい。

潔癖症気味の私は洗濯や掃除に結構時間を取られてしまう。

それでも今までは自分の時間を持つ位には余裕があった。

しかし最近はそれが無くなってきている。

2日間寝込んだ後から体質が変わってしまったのか、前に比べ多量の汗をかくようになっていた。

そのため自分の時間はシャワーの時間になってしまった。

多い時は1日3回。

必然的に洗濯の時間も増える。

しかし忙しくなる以上に私を悩ませる問題があった。

汗とは違う液体の分泌。

最初は汗かと思ったが違うというのはさすがにわかる。

何もしていないのにショーツの底が濡れてしまう。

秘部の形がくっきりとわかる位の染み。

その染みは夫に抱き締められた時の事を思い出すと更に広がっていく。

あの時と同じ胸の高なりを押さえつけようと胸に手をやると逆効果にしかならなかった。

男に見られて嫌なはずのGカップの胸から生じた感覚は手が触れただけなのに私にとって耐え難いものだった。

明確な快感。

心は拒否しようとしても手は快感を求めて動いてしまう。

「んっあぁ・・」

指先が乳首に触れると声が勝手に出ていた。

反射的に左手で口を塞ぐものの、自分の意思を離れた右手は乳房を絞り上げるようにしながら乳首を摘まんだ。

「っあぁ!だめぇ」

自分の右手に言った言葉なのか、快感を受け入れようとしている身体に向けての言葉なのか。

口を塞いでいたはずの左手は乳房を痛いくらいに揉みくちゃにし、右手は役目を果たしていないくらいにぐっしょり濡れたショーツの中へと侵入した。



2日間寝込む前までは自慰をしたこともない美佐だったが、昼前だというのに今日だけでもう2回めの自慰。

何かがおかしい。

そんな考えも強烈な絶頂を迎えたことにより白く塗り潰されてしまった。
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