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非日常
第2章 変わりゆく記憶
何回イッたかわからない、もう勘弁してくれ…

うっ、また…強烈な眠気が…今度は何なんだ?…

視界がボヤけて…また目の前が真っ白に…するとまた…

「正太、正太…いつまで寝てるの?…もう起きなさい…」

「んぅー、此処は?…」

「何、寝ぼけてるの?…ほら、さっさと顔洗って着替えなさい…おじいちゃん家に行くわよ…」

「えっ?…」

ガタッ…ベッドから起き上がり…カレンダーを確認…そ、そんなバカな……7月29日…

じいちゃん家に確かに…行った初日も…7月29日…

って事は、今までのは夢?…だよな、すっごいリアルな夢だったな…


じゃあ、まだ童貞のままか?…

「正太、早くしなさい…」

母さんに急かされるまま…さっさと準備をし…2度目のじいちゃん家に向かった…

準備を済ませ、後部座席に座ると妹のユミがすでに居る…

「お兄ちゃん、遅かったね…このお寝坊さん…」

違う、いつものユミじゃない…記憶が改変されたままだ…

って事は…

「母さん、俺に…許嫁居るの?…」

「正太も昔は“ボク”って言ってたのに…もう俺って言うんだ…ふふっ」

「そんな事どうでもいいよ…許嫁居るの?…」

「ヒロちゃんの事許嫁って認めるんだ?…もう、お母さんは孫を見る日が近いわね…」




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