この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
adult love 〜大人の恋〜
第5章 初めてのKiss
〜マスターsaid〜
私は今、物凄く困った状況にいる……。
私が経営しているカフェに、よく通ってくれている女の子の1人……確か麗奈ちゃんと言っていたかな。
その子が今、私のベッドの上に寝ている。
お手洗いに行こうと立ったところ倒れてしまった……。
原因は多分、ウイスキーボンボンかな……。
紅茶のお供に。と出したのはいいが、どうやら失敗だったみたいだ……。
「ん……っ」
おや?起きたかな?
「ここは……?」
トロンとした表情で彼女が問う。
「私の家だよ。覚えてるかい?」
「ん……マスターさん?」
「そうだよ。気分はどうだい?」
「えへっ……」
彼女は突然ニッコリと笑った。
「……?」
私が不思議そうに彼女の顔を覗き込む。
その瞬間。私の視界が真っ暗になり、唇に何か当たっている。
……何が起こっている?
唇の違和感がなくなった。と同時に視界が明るくなった。
「えへへ……//」
彼女は満足そうに微笑むと、また眠りについてしまった。
……キス……したのか?……彼女が……私に?
何故したのか。何故私なのか。疑問は沢山あった。
そして私は無理矢理結論づけた。
彼女が好きな人の夢を見て、寝ぼけてしたのだと。
なんとも不自然な結論だったが、そう思うしかなかった。
……いや、そう思いたかった。
彼女はまだ高校生だ。若い……。
仮に私のことが気になっているとしても、それは私に親切にされたから勘違いしているだけだと。
…………そう思いたかった。
彼女が起きたら早々に家に帰らそう。
それが……彼女のためだ……。
私は今、物凄く困った状況にいる……。
私が経営しているカフェに、よく通ってくれている女の子の1人……確か麗奈ちゃんと言っていたかな。
その子が今、私のベッドの上に寝ている。
お手洗いに行こうと立ったところ倒れてしまった……。
原因は多分、ウイスキーボンボンかな……。
紅茶のお供に。と出したのはいいが、どうやら失敗だったみたいだ……。
「ん……っ」
おや?起きたかな?
「ここは……?」
トロンとした表情で彼女が問う。
「私の家だよ。覚えてるかい?」
「ん……マスターさん?」
「そうだよ。気分はどうだい?」
「えへっ……」
彼女は突然ニッコリと笑った。
「……?」
私が不思議そうに彼女の顔を覗き込む。
その瞬間。私の視界が真っ暗になり、唇に何か当たっている。
……何が起こっている?
唇の違和感がなくなった。と同時に視界が明るくなった。
「えへへ……//」
彼女は満足そうに微笑むと、また眠りについてしまった。
……キス……したのか?……彼女が……私に?
何故したのか。何故私なのか。疑問は沢山あった。
そして私は無理矢理結論づけた。
彼女が好きな人の夢を見て、寝ぼけてしたのだと。
なんとも不自然な結論だったが、そう思うしかなかった。
……いや、そう思いたかった。
彼女はまだ高校生だ。若い……。
仮に私のことが気になっているとしても、それは私に親切にされたから勘違いしているだけだと。
…………そう思いたかった。
彼女が起きたら早々に家に帰らそう。
それが……彼女のためだ……。