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adult love 〜大人の恋〜
第8章 幸せのsex?
マスターさんは奥の部屋から小さい入れ物を持ってきてくれた。

「これを飲んで」

「これは……?」

いわゆるアフターピルというやつだろう。

何でマスターさんが持っているのかは、深く考えないことにした。

「これで大丈夫なはずだ。もし何かあれば病院に行ったほうがいいだろう」

「そう……します」

「それから、しばらくバイトも休んでいいよ」

「えっ……」

「今は色々と辛いだろう。落ち着いてからまたお手伝いに来てくれたらいいさ」

「っ……はい……ありがとうございます」

「あと他に欲しいものなどがあれば買ってくるが……」

「大丈夫です……」

「そうか……」

会話はそこで終わった。




「あの……」

沈黙を破ったのは麗奈だった。

「ん?どうかしたかい?どこか痛いところでも……」

「違うんです……その……」

言いづらそうに口をくぐもらせた。

「ん?なんでも言ってごらん?」

「っ……その……私とエッチ……してください……」

「!?」

「ダメ……ですよね……あはは……」

「その、なぜ急に?しかも私……?」

「えっと……上書きして欲しいんです……」

「上書き?」

「はい……このままだと私、多分エッチ恐怖症になると思うんです……エッチだけじゃなくて男性とお付き合いすること自体、恐怖症になる可能性も……」

「だ、だが、なぜ私にそれを……?」

「好き……だからだと思います……」

「私のことを……?」

「はい……」

私は自分でもなぜこんな事をこんなタイミングで言ったのかはわからない。

ただ……忘れたかっただけなのかもしれない。

辛い現実を、一瞬でも……。

でも……マスターさんを好きという気持ちに嘘偽りはない。

この思いは……真実だ……。

「それは……私に優しくされたから勘違いしてるだけじゃないのか……?」

「違います……。恋愛とか、あんまりしたこと無いけど……でも!それは違うってわかります……」

「………………」

「嫌なら嫌って言ってください……」

「後悔は……しないか……?」

「はい……しません……」

「1度だけ……なら……構わない」

「ホントですか!?」

「ああ……けど、付き合う気はない……」

「わかってます…」

「そうか…ならちょっと待っててくれ」

そう言ってマスターさんは奥の部屋に入っていった。
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