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裏切る体
第3章 1対2
「さて、そろそろいいだろう。」そう言っては股間へと目を落とす。その行動の意味は私にも分かる。
(そ、そこだけはダメ…。)震える声なき声。それでも、抵抗せずにはいられなかった。懇願虚しく、私の手は新たな主人へと大切な部分曝すべくパジャマのズボンへと手を伸ばす。
(あんっ)スルリと股を撫でる感触。不意打ちに思わず声が漏れる。その声が部屋の空気を振るわすことはないのだけれど。衣服越しの愛撫が繰り返される。
「ははっ…気持ち…。」男の口調で性の喜びが口から漏れる。
「んっ…んんっ。」行為に夢中になるにつれ、嬌声も体が自然に発するものとなってくる。耳から容赦なく襲いかかる、自身の体からの攻撃に耐える。…が、次第に熱を帯びてきているはずの股間はじんわりと冷たい感触を無情にも私に伝えてくる。
「ああっ…はんっ…分かってんだろ?お前の体が俺との行為に欲情してるのがよ。」手は態とらしく、湿り気を感じるように濡れそぼる下着を私の股へと押し付ける。
(認めない!認めないから!!)
「たくっ…そんなんじゃ体が可哀想だぜ?ほれ、なら見せてやるよ。」股間を覆う手が退くけば、そこには水分を擦って色の濃くなったパジャマの布地。
(そんな…。)
「ははっ!残念だったな!」突きつけられる現実に絶望する私を嘲笑う”2人”は湿り気を帯びたズボンへと手をかけた。
「ほう、びしょびしょじゃないか。まあ、ズボンが濡れてるんだから当たり前か。」
すっかり色濃く変色した下着をニマニマと目に焼き付ける。その一方で手はもう待ちきれないとばかりに大切なところを守る最後の布へと手をかけていた。
(そ、そこだけはダメ…。)震える声なき声。それでも、抵抗せずにはいられなかった。懇願虚しく、私の手は新たな主人へと大切な部分曝すべくパジャマのズボンへと手を伸ばす。
(あんっ)スルリと股を撫でる感触。不意打ちに思わず声が漏れる。その声が部屋の空気を振るわすことはないのだけれど。衣服越しの愛撫が繰り返される。
「ははっ…気持ち…。」男の口調で性の喜びが口から漏れる。
「んっ…んんっ。」行為に夢中になるにつれ、嬌声も体が自然に発するものとなってくる。耳から容赦なく襲いかかる、自身の体からの攻撃に耐える。…が、次第に熱を帯びてきているはずの股間はじんわりと冷たい感触を無情にも私に伝えてくる。
「ああっ…はんっ…分かってんだろ?お前の体が俺との行為に欲情してるのがよ。」手は態とらしく、湿り気を感じるように濡れそぼる下着を私の股へと押し付ける。
(認めない!認めないから!!)
「たくっ…そんなんじゃ体が可哀想だぜ?ほれ、なら見せてやるよ。」股間を覆う手が退くけば、そこには水分を擦って色の濃くなったパジャマの布地。
(そんな…。)
「ははっ!残念だったな!」突きつけられる現実に絶望する私を嘲笑う”2人”は湿り気を帯びたズボンへと手をかけた。
「ほう、びしょびしょじゃないか。まあ、ズボンが濡れてるんだから当たり前か。」
すっかり色濃く変色した下着をニマニマと目に焼き付ける。その一方で手はもう待ちきれないとばかりに大切なところを守る最後の布へと手をかけていた。