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第15章 温泉地のパパラッチ

「付き合うとかどうとか…そんなのとばしてるかも知れないんだけど」
「でも…」
「姫紗…結婚しよ」
「……////」
「俺の傍にずっと居て？」
「秋人…」
「返事、聞かせて？」
「…ｯ/////」

そっと指輪の箱に行くかと思いきや、その姫紗の手は秋人の首に巻き付かれた。

「ありがと…」
「…来てくれる？」
「…ｯん…////お願いします。…秋人…」
「何？」
「好きよ…」
「知ってる。」

そっと体を離し頬を包んだ時だった。

「こんな形で渡す予定じゃなかったんだけどね。」
「…え？」
「夕食終わって、露天入ったりして星空の下でとかでさ…」
「ありがと…」