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第23章 右手に愛を、左手に光を。

「初日は…ホテルでの様子…それから…」

そうして向かう先は鎌倉だった。
宿泊もホテルの２泊と民宿の１泊、合計３泊４日の【仕事】だったのだ。

「旅館…変えなくても良かったのに…」
「変えない方のがゆっくり出来るのにな」
「え…起きてたの？」
「本気で寝てると思ったわけ？だったら寝ぼけたってことにかこつけて何かしちゃえば良かったな…」
「ば…ｯ/////」
「ん？」

クスクス笑いながらもよっと体を起こした秋人は笑いかけた。

「もうじきに着くか」
「東京から鎌倉だもんね。でも撮るの忘れちゃった。」
「後でいくらでも撮れる。それに車内で撮るなよ。迷惑な…」