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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
「迷惑なんて言わなくても…」
「ほら、着くぞ?」

そうして新幹線を降りる2人。そこから撮影は始まった。

町並みの風景…

おみやげやさんの中での風景…

ただの道での何気ない会話の1ページ…

そんな色々なところや場面を姫紗の目線で撮っていく。背伸びをするわけでもなく遠すぎることもなく…

恋人の距離感を保っているのだった。

笑顔も、仕草も、全て仕事であって【姫紗】を見ていた。ファインダー越しに見ている姫紗もまた仕事と言うことを忘れかけているかのように嬉しそうに撮り続けていた。
昼食を食べるときも時折ファインダーを覗く姫紗。それにも大分慣れてきた。
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